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セントポーリアの思い出 [植物系]

イワタバコ科の有名な植物に、セントポーリア(Saintpaulia)という花がある。発見者セントポールさんにちなんだ名前。別名アフリカスミレ(African violet)。

氏は1892年にアフリカ・タンザニアのウザンバラ地区でこれを発見。

自生地はタンザニア、ケニアなど東アフリカの限られた地域で、そこは?ってーと、赤道直下の高山地帯。気温は年間を通して25℃付近であり、かなり安定している。湿度が高く、1日の温度差がほとんど無い地域に育つ花。

セントポーリアはそんな自然環境の中で、石灰岩や片麻岩等の岩石の上に堆積した有機物の中に根を伸ばし、木漏れ日程度の弱い光を受けて生育しているそーだ。

いくつかの原種を元にヨーロッパで品種改良され、セントポーリアは室内園芸の女王となった。何故ならば、自生地での環境から類推できるように、この花は蛍光灯の光だけでも育つので、温度と湿度さえコントロールしてあげれば、“外に出さないで”室内で1年中花を楽しめるからである。

蛍光灯の光で充分ってことは、窓から射し込む直射日光では強過ぎる。レースのカーテン越しの光がちょうどいい。しかも年間を通して25℃付近の気温を保つには、エアコンが必需。ってことは、高級住宅の室内みたいな環境でよく育つのだ。気密性の高い部屋で、窓にはレースのカーテン。または、室内用温室とかが置けるスペースがある家。まさにハイソな花であると言えよう。

栽培環境さえ整えれば、葉っぱを水に入れたり土に挿しておけば、葉っぱの基部から新しい生長点が生じ、カンタンに株を増やすことも可能なのだ。

さて僕。北国から横浜に出稼ぎに来るにあたり、自分の「植物欠乏症」を懸念していたので、室内用ミニ温室を購入。それに植物育成灯と、そのON/OFF用のキッチンタイマー、ハンズで買ったミスト発生装置、最高最低温度計、湿度計、そしてサカタで買ったミニヒーターをセットし、セントポーリア栽培を始めた。2004年、春のことである。

園芸店に行っては気に入った花色、模様の株を買い、専門の育成農家から通販で買い求めたりもした。日本にも、「日本セントポーリア協会」なんつー組織もあるくらい、静かに、根強く流行っている花なのだ。

用土はピートモス系の専用のものがあるし、砕いた石灰岩、ミリオンという特殊用土もある。植え替えの流儀もきっちり決まっているのだ。買ってきた花株は、まず病害虫のチェックをし、専用用土で植え替える。僕はその通り実践した。虫がいると一気に蔓延するとのことなので、新しく買った花株は、温室のガラスを締め切り、アースノーマットで駆虫した。

その結果を以下に。

・アスクロン

・ウォーターメロンベイ

・コラ

・シードリフト

・ステッピンストーン

・ニキ

・ピンク縞(品種名不明)

・ブルーベリーパフ

・フローズンインタイム

・マリタ

・ミニのネイビー(品種名不明)

・ミニのピンク(品種名不明)

・ミニのブルー八重(品種名不明)

・リトルアクセル

・レインバンクレスト

・ロブスキッドウィージー

・赤紫に白(品種名不明)

・浅葱縞(品種名不明)

・白(品種名不明)

・白に赤紫(品種名不明)

相変わらず青系の花が多いなぁ。

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2004年春〜夏と言えば、僕がうつに堕ちていった頃である。集めた花株に、週に1回水をあげていればいいのだが、それすら次第にだんだん億劫になってきた。花柄摘みとかも。

そしてお盆で1週間ほど帰省して戻って来たら、花株は暑さで溶けていた。そう、留守中はクーラーかけていなかったので、室温が多分36℃くらいになってしまっていたのだ。

当時既にうつがかなり酷くなっていた頃だったので、僕は溶けた花株を全部処分し、夜通しかけて室内用ミニ温室の解体をした。翌朝、粗大ゴミセンターに電話したら、処分料は200円でいいとのことだった。安いね。

既に読めなくなっていた新聞紙でガラスを包み、骨組みのアルミと一緒に紐でしばり、所定場所に温室を捨てた。

僕の部屋でセントポーリアが輝いていた時の画像。何とも複雑な思い。
こうしてブログに公開したことで、成仏してほしいところである。

以前のブログは、こちら


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コメント 7

chacha

きれいですね。ところでセント・ポーリアってシクラメンと親戚ですか?全然違う種類?なんか葉っぱとか、花のつき方が似ている気がして。
でも、やっぱしお花の仕事がJoyplantさんの天職なのかしら。
新・お仕事の詳細の概要が(←感染した)それに近ければいいんですけどね。
その会社内には、そもそも、ダイレクトに植物に関わる部門ってあるんですか?
by chacha (2005-10-23 11:03) 

JoyPlant

>chachaさま
シクラメンは、なんとプリムラの親戚で、サクラソウ科です。セントポーリアはイワタバコ科なので、シクラメンとは他人の関係なんですよ〜。

新テーマの詳細の概要、気になりますねぇ。よりによってコレですかっ?みたいな展開はイヤですねぇ。

社内には、'80sに比べて随分縮小されていますが、花の部門が残っています。しかも、たぶん、今度の仕事でそこに出張することもあるかも?と思います。そことの連携が必要だとか言っていたので。大きく期待すると、そうでなかった時の落胆がキツいので、ほどほどに期待しています。
by JoyPlant (2005-10-23 15:39) 

難しいセントポーリアをこんなに沢山、綺麗に育ててたんですか♪すごいですね。温室とか照明とか。。。こういうガラス、我が家もどこかに入れたいです(=^_^=) 写真写りのいいガラスですね♪
by (2005-10-23 19:43) 

JoyPlant

>杏都さま
nice!をありがとうございます。
セントポーリアは環境に敏感なので、
花株を買ってくると大抵はいったん咲かなくなります。
でも適した環境下であれば慣れてくれるので、
再び蕾が上がってきます。それがたまらなく好きでした。
やっとうちの子になったか〜、みたいな感じで。

このガラスは、割れても破片が飛び散らないように、
ワイヤーが入ってます。うちは1Fなので、不透明ガラスです。

ちなみに撮影したのは大体が朝です。出勤前。
そんな余裕がある朝が、また迎えられるといいんですが。
by JoyPlant (2005-10-23 21:59) 

にしざわ

セントポーリアの育成を止めました。
定年後10年楽しみましたが、年なので引退します。
中古ですが、まだまだ使える育成用品が一式あります。
これを無料で楽しみたい方に譲ります。
希望される方は書き込みをしてください。
by にしざわ (2005-11-03 21:42) 

はす

こんにちは。joyplantさん初めまして。
セントポーリアに引かれてふらふらとお邪魔しました。綺麗な花がたくさん、素敵ですね。
実は、最近セントポーリアを育て始め、にしざわさんの育成用品を譲って頂けないかなと思い書き込みさせて頂きました。
突然すみません。よろしくお願い致します。
by はす (2005-12-02 19:11) 

木脇

アスクロンと言う品種が昔から欲しいと思っていて展示会で買おうとして、手に持ってて人に譲って、それっきり買わないまま20年くらい過ぎてしまいました。どうでもいい品種を水やりと太陽光線の失敗から復活して、生産者並に育てることに成功しました。濃い深緑色の厚い葉が重なり合って23枚も頑丈に傘を造って、下からつぼみが6か所程たくましく出てきました。今こそアスクロンを買うときですけど、どこにもないのです。もしも元気に実在するならば、脇芽を増やしたら譲って下さい。5000円位でも欲しいです。
by 木脇 (2017-05-27 20:26) 

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